すい臓癌 刻一刻と迫る最後の時

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昨日の転倒事件を聞いて、父の状態が思わしくないことをしった北海道に行った長女、私の姉も帰ってくる予定でした。

しかし飛行機が取れず、夜になってしまうと。



それでも姉に電話して

「お願い、少しでも早く来て。お父さんが苦しんどる。もぉ待てんかもしれん。」

姉にも最終の薬のことは話していたので

「うそや、そんなん嫌や。でもあんまりなら使ってあげて」

と泣きながら言ってました。




でも、後少し。もう少し。せめて長女に会えるまで。

お父さん!最後に気合い見せて頑張り!願いが通じたのか少し楽そうになりスヤスヤと眠っています。

昼ごろになると調子もよさそう。

ずっと病室にいるのもあれだからと私と、母と、父の3人で院内の散歩に出かけました。

ゆったりとした時間。

看護師さん達もいっといで~と笑顔で送り出してくれました。


もうこの時には普通の車いすは使えません。寝たように座ることのできる大きな車いす。

それに父を乗せてエレベーターで一階に行き、池の鯉を見たりリハビリセンターに行きました。

できればマッサージをして欲しいとのことで行きましたが、生憎のいっぱい。

でも父の状態を知っている人がそれならマッサージは今してあげれんけど温熱マット出してあげる!お父さん好きやろ?と言って出してくれます。


父と関わり病状を知っている人はこれが最後かも知れないと感じていると思います。

みんなが優しく色々なことをしてくれました。

小さい頃は私がベビーカー父や母が押してくれていたのに、今は父がベビーカーのような車いすに乗り、私が押しています。




こんな光景まだまだ先のはずだったのに。。。




それでも家族でゆっくりと過ごせた時間、ほんの20分もないくらいの時間でしたがとても楽しかったのを覚えています。

散歩をしている時には苦しい様子もなかったのですが、談話室に戻ってしばらくすると急に跳び起きて気持ち悪い!と看護婦さんが駆け付けてくれて部屋に戻り処置をしてくれました。


また父は眠りにつきました。


ここで私と母と二人で談話室で話し合いをします。

薬、どうする?最近調子悪いよね。から始まり、父の殺してくれの一言の話をしました。




長い長い沈黙。



どちらともなく長女に会えたら、次に苦しみ出したらもう最後の薬を使ってしまおうと。

お医者さんにもそのことを伝えました。再度念を押されます。

今の苦しみは相当なものです。

もうモルヒネも効かない状態に来ています。

このまま続けても、抗がん剤治療の望みもほぼありません。

でも、その薬を使ってしまえば昏睡状態のようになります。

食べることはおろか、喋ることもできません。

そして、必ずとは言いませんが、いつまで眠った状態が続くかわかりませんが、そのまま亡くなります。

私は家族の方の意見を尊重するつもりではありますが、本当によく考えてください。と。。。




考えてるよ。悩んでるよ。


でも苦痛に顔をゆがませもがき苦しみ、その先に完治はない。

もういいんじゃないか。

私達の目標は姉に会わせること。それだけになりました。

最後に家に帰らせてあげることは出来なかったけど、やはり母も今日の院内散歩は大きなことだったようで、楽しかった。

これで思い出が出来たってことにしよう。



私達の意思は決まりました。



もちろん父の状態を見てですが。

姉が病院につく時間は夜の9時ごろ。

面会時間はとうに過ぎていますが、今は個室だしお父さんの状態も思わしくないのでいつでも会ってあげてくださいと病院からの了解を得ていました。



夜9時まではなんとか唸りながらも午前中のような大きな苦しみもなく過ごすことが出来ました。

やっと姉が病院につきました。

父はほぼ声を出すこともできません。

空気がもれているだけのような声で


「よぉ!来たんか。よぉきたな~」とお決まりの右手をあげて笑顔で。



しばらく姉は父のそばで過ごしました。

1時間ほどして子供もいるので帰宅することに。

姉が帰宅して父が激しく苦しみ始めました。



体中をかきむしり体をよじらせながら

痛い。痛い。苦しい。お願いや。楽に・・・楽にしてくれ。



あぁ・・・ついにこの時がきてしまったか。

母は父のそばにつき、私はまず姉に電話をしました。




「今から薬を使うからね。」




姉は泣いていました。それからお医者さんのところに行きました。

もういいです。薬を使ってください。

お医者さんは、静かに分かりました。準備をします。と言ってくれました


お父さんのもとに新しい点滴が届きます。

そうです。ドルミカムです。


注射器を横にしたような点滴がセッティングされ、いつも見ている点滴とは大きく違っていました。

注射器の横には数字が点滅し少しずつ継続的に薬を入れ続けます。



しばらくして父は動かなくなりました。

口を開けて気持ちよさそうにスヤスヤと眠っています。

あぁ・・・終わった。


夜の11時過ぎの出来事でした。


心身共に疲れているし、姉は実家に帰っているので母も家に帰ってもらうことにしました。

私はそのまま父に付き添うことにしました。




恐ろしい夜が待っているとは知らずに。。。





父が無くなるまで5日


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