一時帰宅予定日に思わぬ大事故

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2017年9月23日

病院に泊まって父につきっきりだった私は何をしたわけでもなかったのですが眠ることもできず、疲れを感じていました。

早朝に父がうなされています。

あまりにもうなされているので、体をゆすったら



寝とる時に起すなや!ちょっとしか眠れんっていうのに!


と本当に大きな声で怒られました。

つきっきりで父の様子を見ていて、ずっと眠っているようには見えますがきっと体は休まることがないのでしょう。

怒られたことが悲しくて、何もしてあげられない自分に悲しくなり、泣きながら病院を出たのを覚えています。


でもその日は一時帰宅の日。

予定では昼過ぎから2時間程度だけの一時帰宅。

看護師さん曰く、きっとこれがお家に帰ることができる最後のチャンスだと思います。

薬は万全の状態にして痛み止めや吐き気止めのレクチャーも受けました。

看護師さんは父にしゃーないし、今日だけはちょっとビールのんできてもええからな!すきなことしておいで~内緒にしといたげるわ!と笑っていました。



朝にはあれだけ怒っていた父もご機嫌で体調もよさそうで歩き回って身支度をして、酸素ボンベを車いすにセット。

いざ車へと向かいました。



ここで忘れもしない事件が。


車いすでロビーにおり、車の横に車いすを付けました。

本当にすぐそこです。

ドアを開けて準備をしたのですが何を思ったのか父は自分で車いすを片づけようとします。

そんなん良いから早く乗りな。

と私が車いすを受け取った瞬間、開いているドアを通り過ぎ走っていってしまいます。

走ると言うより、体が言うことを聞かずもつれる足をただ動かしているような。



それは本当に一瞬の出来事でした。

おとうさん!!!!

車いすを投げ捨てて受け止めに行きましたが間に合わず、父は手をつくこともなく走りこんだまま顔面から倒れてしまいました。

手は気を付けの状態。

真下を向いて痙攣しているかのような父の様子に、顔面蒼白。



9月の終わりといってもその日はとても天気がよくアスファルトも熱くなっていました。

頭を打っているかもしれない。

動かしていいのかも分からず、病院の駐車場でオロオロ。

すぐに窓口に行き事情を説明するとストレッチャーを持ってきてくれました。



駐車場の入り口で倒れてしまった父。

まったく動くこともできず、ただ悔しそうにフーフーと呼吸だけがもれています。

父が顔を少し動かすと地面には小さな血だまりが出来ていました。



ストレッチャーに乗せられて精密検査へ。

私達の不注意により父の帰宅はかなわぬものとなりました。


看護師さんが言ったようにこれが本当に最後のチャンスだったのです。




父を家に帰してあげることはできませんでした。

後で看護師さんに謝りました。

せっかくの帰宅のチャンスを作ってもらったのに、父の願いを叶えてあげられず怪我までさせてしまい本当に申し訳なかったと。



看護師さんはちゃんと私が車に乗るまでついて行けばよかった。

悪いことをしたと逆に謝ってくれました。

母は帰れない運命だったのかな・・・と悲しそうにつぶやきました。


父はCTを受けましたが脳に損傷はありませんでした。

しかし、傷もできてしまったし、動揺しているしとのことで帰宅は無しにして病室に戻りました。



体力もなくなっている父にとって太陽の光はとてもきつかったようです。

まさか、父があんなにも弱っているとは思わず、本当に悪いことをしてしまいました。

看護師さんによると、足がもつれてしまった人を助けるのは一人では相当厳しいそうです。

二人で支えていれば・・・そんな後悔は遅いのです。


父が亡くなる日まで7日

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